Boys, be ambitiousを拡大鏡で見てごらん。
<ボーイズ、ビー・アンビシャス>は、
クラーク先生が農学校のやんちゃ坊主たちへ放った名言として知られています。
ひょっとしたら、‘英語はわからん、授業中は眠い’
とむずかるガキどもに手を焼いた先生が、思わず、
“Hey, Boze. Be ambitious.” (おい、坊主ども、もっとちゃんとしろよ!)”
と口走ったんじゃないかと・・・いや、曲解でしよう。
このたった3語の名言をじーと観察することでも英語力って飛躍するのです。
Really ? But How ?
OK.まず、Boysと呼びかけたことでここは男子校だとわかります。
男女共学(Co-ed)でしたら、どう先生は、言ってたでしょね。
”Boys and Girls”
Or、
”Boys, be ambitious and so are you, girls.”
うん、ものは言い様ですね。
他の言い方も考えてみてください。
次に、なぜAmbitiousか?
これが、同義語であるBe hopeful やBe aspiring だと、
口先だけでウソっぽいし、
Be enterprisingやBe driving, あるいはBe strivingだと、
必死にもがきっぱなしでちょっと汗臭い。
かといって、Be desirousやBe zealousと言うと、
アッチ系のへへへ、
Oh, いやらしい感じになりますね。
やはり<心に高潔な>とくればAmbitiousしかないでしょう。
たいへん、スマートなワードチョイス。
言葉が活きています。
私の遺言のひとつ。
<くれぐれも辞書はThesaurusを>
でもなぜBe Ambitiousなのか?
Stay Ambitiousではダメなのか?
Good Point でございます。
Beはいつも‘何々たれ’だよとおっしゃるお方。
あなたは英和辞書のカワイソーな虜(とりこ)でしょう。
Beとは存在のすべて。
‘まずその存在へどうにでも行き着け’という強い命令の意思が働くのです。
そして、Stayとは‘今のまま、そうあり続けなさい’というこれも依願・命令形です。
順序はBeからStayとなります。
最初からやる気のない生徒に‘理想は高くステイ!’なんて言っても無理でしょ。
だから、まずはその気になるように、
Be ambitious, それから、
Stay Ambitiousと言葉づかいも変化していくのです。
そう、一見、ありふれた表現でもレンズを通せば不思議が見えてきますね。
あ“~あ”、また塾の先生やっちゃった。
ちょぼちょぼ英語は蜜の味。味をしめたら忘れられない !
Whamb !