THEは取ってもいい?
とっても良いTHEは取るな!
受験生のみならず、
英語にいそしむ者がしょっちゅう悩むのが
冠詞・定冠詞の処理じゃないでしょうか。
次の文を速読してごらんなさい。
I saw great looking blonde sitting
on my desk casually eating great looking apple.
It’s apple of which owner of apple firm claims stolen
yesterday by great looking girl.
I bet she is girl who did it.
(見るとすごいブロンド美女
俺の机に腰掛けてりんごかじってる。
りんご園主人言った。
昨日美人来てりんご盗みやがったって。
俺ピンときたこいつだって)
意味はわかるけど、なんかぎくしゃくしてないですか?
冠詞もなければ定冠詞も見当たらない。
こういうのはしっかり<監視>しなきゃだめです。
ではa とthe で味付けしてみましょう。
どう迫力が増してくるか・・・
I saw a great looking blonde sitting
on my desk casually eating a great looking apple.
It’s the apple of which the owner of an apple firm claims stolen
yesterday by a great looking girl.
I bet she is the girl who did it.
冠詞・定冠詞があることで、
GPSのように物事の位置関係が見えてきます。
Aをつけたらなるほど、
ある物体(りんごや人)が1個だけ目に浮かびますし、
Theをつけることで、このりんごだぜ!
こいつだ、この女だ!
とあなたの意志や訴えが聞こえてきます。
つまり、バチっと数で決め込むのはA(An)を、
人の心が働く言葉にはTheをつける必要があるのです。
それ以外の、一般的・抽象的な言葉は
邪魔せずほっときましょう。
おわかりかな?
ちょぼちょぼ英語が一席、
座(THE)をもうけました。
では御免!